繊細なトンボは
2012-10-02


禺画像]
9月30日に目撃したアオイトトンボです。
これ迄草薮で出会う事が殆どでしたが、この日は小さな池の水草で翅休め中でした。
水場にやって来た目的は多分繁殖活動だなと推測して・・ 禺画像] 10月2日に再びこの池を訪れたところ、ずばり的中でした。
産卵の為につながったカップルを目にすることが出来ました。
上方オスがメスの首根っこをがっしりと押さえ込んでいます。
これはトンボの多くに見られる繁殖活動時のポーズです。
しかしこのカップル、ここから飛び上がる気配が一向にないのが一寸おかしい。 禺画像] 別の角度からじっくり観察してみたら、ここに留まる理由が判りました。
下方メスのお尻の先が葉の表面にぴたり密着しています。
産卵場所は、この水草そのものだったと言う訳。
葉っぱの上に連なっている白っぽい点々は、卵を産みつけた痕跡だったんですね。 禺画像] 別のトリミング画像で、メスの産卵管部分を確認して見ます。
針状の黒い突起が葉っぱに突き刺さっています。
こうして明けた穴に、卵を一個一個埋め込んでいく緻密な作業の繰り返し。
アオイトトンボの容姿はとても繊細。その繁殖活動も限りなく繊細です。

※9/30と10/2に都内で撮影
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