枯野から耳に届くのは・・
2016-02-23


禺画像]
カラカラに乾いた水辺の枯れヨシ。緑の復活迄にはまだだいぶ時間が掛かりそう。
終末期の寂しい風景として目に映りますが、意外な程賑やかな音が耳に・・ 禺画像] その音の発生源がこれ。
立て込んだ枯れ茎の隙間を縫って飛び交う何羽ものメジロを確認しました。
そして、茎に止まると、くちばしを茎に突き刺してほじくる動作に入ります。
ヨシ原から耳に届くのは、その際に発する乾いた音だったと言う訳。
さて、このほじくり作業の目的は?・・ 禺画像] メジロが飛び去った後の枯れ茎を確認して見ると、この通り。
表皮が剥がれて、大きな穴が貫通しています。
この穴あけ作業の目的は、茎の中に潜んで長い冬を越して来た昆虫を捕食する事。
春の気配が濃厚になって来た今が、捕食の絶好期と認識しているらしい。
メジロだけでなくシジュウカラもこの捕食行動の常習犯で、その数多数。
枯野から耳に届く賑やかな音は、昆虫達があげる悲鳴とも言えそうです。

※2/23に都内で撮影
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