秋の草にて・・
2017-09-09


禺画像]
久し振りに注いだ豊かな陽射し。それを受け伸び盛りの秋の草が輝いていました。
そんな中で目にした極めて異質なダーク調の物体。
近づいて見たら、これ。成熟したコカマキリでした。
オオカマキリやハラビロカマキリに比べ、小柄で迫力と言う点では今ひとつ。
でも、カメラに向ける視線は相当にきつめ。気の強さについては同等の様です。 禺画像] 秋の草に集まる昆虫は多種多様。
しかしそれらは、草が枯れるのに同期して消え去るのが自然界の流れです。
しかしこのツチイナゴについては、その法則が当てはまりません。
少し前までは、緑色だった体も褐色系に変化。枯野への対応は万全と言う感じ。
このカムフラージュ色で冬を越し、来季に繁殖行動をして生を終えます。
尚、後で気づいたのですが、画像下方に交尾中のアワフキのペアーが写っていました。
このツチイナゴにとっては、こんなシーンに至るのは、まだまだずーっと先の事。
気が遠くなる程の長い時間を経た上でです。 禺画像] 水辺の草でいま多く目にするのが、緑色のイナゴ・いわゆる普通のイナゴです。
その目的は、草をムシャムシャ食べる事と、繁殖行動の相手を見つける事。
緑の草が枯れ切るまでに、それらを完了しなくてはなりません。
当然、行動にも熱が入っている事でしょうね。
でも、油断大敵!・・この画像上方にも小さなクモがスタンバイ中でした。
クモの小ささから見て、セーフかも知れないけれど、用心に越した事はなし。
秋の終わりまで、無事に過ごす上では、様々な危険が待ち構えている筈です。

※9/9に都内で撮影
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