食欲の五月
2019-05-06


禺画像]
人間世界では食欲の秋と言う表現が使われますが、昆虫世界では正に今がそれみたい。
食って食って食いまくるぞ!って言う光景を随所で目にする事が出来ます。
これはタンポポの綿毛に潜りこんで食事中のキリギリス幼虫。
”花は勿論だけど、ふわふわの綿毛も結構いけるのよ” って言う事らしい。
何となく、綿あめにかぶりつく子供の様な雰囲気も感じられて微笑ましい。
しかし、種子の付いた綿毛を沢山飛ばしたいタンポポにとっては、とんだ災難!。 禺画像] ハナムグリ等甲虫の仲間の食事風景は、かなり過激です。
花芯、花弁を問わずムシャムシャ・・いわば破壊行為を実行中。
このシーンでは一輪のハルジオンの花に対して、ダブル攻撃をかけていました。
花の悲鳴が聞こえてきそうな気が・・ 禺画像] こちらは、野草と昆虫の友好的な関係を示す光景です。
カラスノエンドウの茎に止まる2匹のアリ。
下方のアリが口吻を差し向けているのは、花外蜜腺と言う器官でした。
もう一匹のアリも、上々にある蜜腺(上尖りの黒い箇所)に関心をよせています。
その名の通り、この黒い箇所からはアリが好む蜜が沁み出しているらしい。
なぜそんな事をするかと言うと、自分を食害する虫退治をアリに依頼したいから。
果たしてその重要責務をアリが果たしているかどうか?・・
おいしい蜜を吸うだけ吸ってサヨナラでなければいいのですが・・

※5/6に都内で撮影
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