競合が気がかり
2015-06-29


禺画像]
ここに来て、リュウキュウツヤハナムグリの目撃機会が増えて来ました。
奄美諸島等からの流入種で、東京でも徐々に生息範囲を拡大中と言われています。
今日の出会いは、敷石が敷き詰められた公園の広場の上。
昼寝中なのか、あるいは途方にくれていたのか、じーっと固まって動きません。
通行人に踏みつけられる可能性が大なので、指で摘まみ上げて救助しました。 禺画像] 人肌の感触に違和感を覚えたのか、脚をモソモソ動かして落ち着きません。
この後、翅をひろげて飛び去りました。 禺画像] この種に競合する甲虫としては、在来種シロテンハナムグリ等があげられています。
このまま今のペースで増え続けると、在来種への影響も十分に懸念されます。
自然な形での淘汰と言えば、例えばこの画像に示す様な事例でしょうか。
蜘蛛の網の残骸が絡まった状態で、葉っぱの上に横たわっていた死骸です。
しかし、この様なケースは在来種の甲虫にも日常的に起こりうる事。
流入種だからドジを踏んだという訳ではありません。
この先の生息状況の推移が大いに気がかりです。

※6/29と6/28に都内で撮影(TG-4による手乗りショットは6/29 撮影)
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