忍びの者たち
2016-06-08


禺画像]
ここに来て頻繁に目にする様になったハラビロカマキリの幼虫たち。
くいっと曲げたお尻の特徴で、一目でそれと判りますが、今日のこれは少し変。
ササの葉の裏に逆さまに止まったまま全く動きません。
で、近寄って見たらこの通り。蜘蛛の餌食になった幼虫で、既に絶命状態でした。
狩猟者が狩猟者を捕らえるの図。勝者は蜘蛛。
まだ世間ずれしていないこの幼虫には、かなりの油断があった様です。 禺画像] 捕食者はこの蜘蛛。網を張らずに草の葉の上で獲物を待ち伏せするササグモです。
大体に於いて恐ろしい形のが多い蜘蛛ですが、これも結構すごい。
すべての脚に生えている鋭利なトゲトゲが、獲物確保の秘密兵器らしい。
今の時期には、様々な草の葉の上で草の色に上手く馴染んだこの姿を目にします。
様々な昆虫にとっては、何とも恐ろしい ”忍びの者” と言えそうです。 禺画像] こちらの蜘蛛は網を張るタイプでしょうか。
木の葉の両端に細い糸を渡して、そこで暫時休憩をしているらしい。
私が興味を持ったのは、背中の模様。
何となく笑っている人の顔の様に見えなくもないか・・
でも、やる事はササグモ同様に残忍そのものの筈。外見だけでは判断出来ません。

※6/8に都内で撮影
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